must.c.u-tokyo.ac.jp - 言語処理学会第12回年次大会ワークショップ 差分
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+!「言語処理と情報可視化の接点」
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+!!日時
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+2006年3月17日(金) 9:30 - 17:20
+
+!!会場
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+[[慶應義塾大学|http://www.keio.ac.jp]] [[日吉キャンパス|http://www.hc.keio.ac.jp/index-jp.html]] (言語処理学会第12回年次大会会場)
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+!!趣旨
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+テキストを扱う言語処理技術と数値データや視覚情報を扱う情報可視化技術は, 一般に異なる技術分野と考えられ,これまで共通の議論の場は多くありません でした.また,HCIの分野等では,言語による計算機との対話と視覚情報を積 極的に用いた直接操作による対話とが対立的に位置づけられ,言語と視覚情報 を相補的に用いる試みは少なかったように感じられます.しかし,情報検索や 自動要約等の情報アクセス技術と文書可視化に関わる情報可視化技術とが膨大 な情報の洪水に立ち向かうという共通の目的を持っていることをはじめとして, 言語処理技術と情報可視化技術は様々な協調の可能性を持っています.少なく とも以下のような場面が考えられます.
+
+*文書集合を可視化することにより,そこに含まれている情報群や全体的傾向の直観的理解を支援し,効率的な情報アクセスを可能とする.
+*テキストの内容を情報可視化を通じて要約することで,そこに記述されている経済動向や災害発生傾向等の内容把握を支援する.
+*テキストと視覚情報を協調的に用いたマルチメディアプレゼンテーションを自動生成することで,よりよい情報伝達を可能とする.
+情報視覚化を利用したインタフェースを備えることで,情報検索や自動要約等の言語処理システムの対話的な利用を実現する.
+
+これらを可能とするためには,言語情報と視覚情報とを総合して扱うことができる意味論と語用論という基本的な問題から,情報可視化を前提としたテキスト分類,テキスト要約やテキストからの情報抽出,蓋然的な言語情報の可視化や不充分な情報を推論によって補うことによる可視化等の要素技術,そして,インタラクション設計等のシステム構築に関連する問題等,色々なレベルでの様々な問題への取り組みと研究が必要となってきます.
+
+本ワークショップでは,このような様々な場面,レベルでの言語処理と情報可視化と接点を探っていきます.動向情報の可視化と要約に関連する研究をはじめ,言語処理と情報可視化とを関係づけた様々な研究について,10件の発表が予定されています.多くの発表はデモンストレーションを含みます.議論の時間も比較的長めにとっており,参加者の皆様が今後の研究の方向性を議論できる場にしていきたいと考えています.皆様の積極的なご参加をお待ちしています.
+
+!!プログラム
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+セッション1 9:30 - 12:00 4件 座長 加藤 恒昭
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+:1-1 9:30 - 10:05
+::新聞記事テストコレクションを用いた動向情報の抽出と可視化
+::大沼宏行, 森田幸伯 (沖電気工業株式会社 研究開発本部)
+:1-2 10:05 - 10:40
+::動向情報提示システムの構築
+::曽我真也, 斎藤博昭 (慶應義塾大学大学院 理工学研究科)
+:1-3 10:40 - 11:20
+::タグ付きコーパスを用いた地震記事からの地理的動向情報の可視化
+::山田隆志 (都立科学技術大学), 中野 純, 高間 康史 (首都大学東京)
+:1-4 11:20 - 12:00
+::タグ付きコーパスを用いた動向情報とその要因の可視化
+::山本健一, 殿井加代子, 谷岡広樹 (株式会社ジャストシステム)
+
+セッション2 13:20-15:15 3件 座長 森 辰則
+
+:2-1 13:20 - 14:00
+::グラフの挙動を表すテキスト生成
+::奥村 菜穂子, 小林 一郎 (お茶の水女子大学 理学部 情報科学科)
+:2-2 14:00 - 14:40
+::グラフと協調するテキスト要約
+::渡邉千明, 小林 一郎 (お茶の水女子大学 理学部 情報科学科)
+:2-3 14:40 - 15:15
+::係助詞「は」と主格の格助詞「が」の働き及び その図示・グラフ化
+::岡安 一壽 (神奈川県立 鶴嶺高等学校)
+
+セッション3 15:30 - 17:20 3件 座長 高間 康史
+
+:3-1 15:30 - 16:05
+::テキストからの潜在的利害関係者情報の抽出と可視化
+::吉岡真治 (北海道大学大学院情報科学研究科)
+:3-2 16:05 - 16:45
+::2次元マップによるサイトのツリー+ネットワーク構造の可視化と対話的検索
+::高梨 勝敏, 塚原 朋哉, 佐藤 俊也 (日立東日本ソリューションズ)
+:3-3 16:45 - 17:20
+::学術論文データベースからの研究動向情報の抽出と可視化
+::難波 英嗣, 谷口 裕子 (広島市立大学)
+
+!!プログラム委員
+
+*加藤 恒昭 (東京大学)
+*神門 典子 (国立情報学研究所)
+*笹倉 万里子 (岡山大学)
+*高間 康史 (首都大学東京)
+*難波 英嗣 (広島市立大学)
+*松下 光範 (NTT)
+*森 辰則 (横浜国立大学)
+
+!!関連ページ
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+*[[言語処理学会第12回年次大会|http://nlp2006.r.dl.itc.u-tokyo.ac.jp]]
+*[[言語処理学会ホームページ|http://www.pluto.ai.kyutech.ac.jp/NLP/]]
+*[[慶應義塾大学 日吉キャンパス|http://www.hc.keio.ac.jp/index-jp.html]]
+*[[動向情報の要約と可視化に関するワークショップ|http://must.c.u-tokyo.ac.jp]]
+!「言語処理と情報可視化の接点」
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+!!日時
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+2006年3月17日(金) 9:30 - 17:20
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+!!会場
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+[[慶應義塾大学|http://www.keio.ac.jp]] [[日吉キャンパス|http://www.hc.keio.ac.jp/index-jp.html]] (言語処理学会第12回年次大会会場)
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+!!趣旨
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+テキストを扱う言語処理技術と数値データや視覚情報を扱う情報可視化技術は, 一般に異なる技術分野と考えられ,これまで共通の議論の場は多くありません でした.また,HCIの分野等では,言語による計算機との対話と視覚情報を積 極的に用いた直接操作による対話とが対立的に位置づけられ,言語と視覚情報 を相補的に用いる試みは少なかったように感じられます.しかし,情報検索や 自動要約等の情報アクセス技術と文書可視化に関わる情報可視化技術とが膨大 な情報の洪水に立ち向かうという共通の目的を持っていることをはじめとして, 言語処理技術と情報可視化技術は様々な協調の可能性を持っています.少なく とも以下のような場面が考えられます.
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+*文書集合を可視化することにより,そこに含まれている情報群や全体的傾向の直観的理解を支援し,効率的な情報アクセスを可能とする.
+*テキストの内容を情報可視化を通じて要約することで,そこに記述されている経済動向や災害発生傾向等の内容把握を支援する.
+*テキストと視覚情報を協調的に用いたマルチメディアプレゼンテーションを自動生成することで,よりよい情報伝達を可能とする.
+情報視覚化を利用したインタフェースを備えることで,情報検索や自動要約等の言語処理システムの対話的な利用を実現する.
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+これらを可能とするためには,言語情報と視覚情報とを総合して扱うことができる意味論と語用論という基本的な問題から,情報可視化を前提としたテキスト分類,テキスト要約やテキストからの情報抽出,蓋然的な言語情報の可視化や不充分な情報を推論によって補うことによる可視化等の要素技術,そして,インタラクション設計等のシステム構築に関連する問題等,色々なレベルでの様々な問題への取り組みと研究が必要となってきます.
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+本ワークショップでは,このような様々な場面,レベルでの言語処理と情報可視化と接点を探っていきます.動向情報の可視化と要約に関連する研究をはじめ,言語処理と情報可視化とを関係づけた様々な研究について,10件の発表が予定されています.多くの発表はデモンストレーションを含みます.議論の時間も比較的長めにとっており,参加者の皆様が今後の研究の方向性を議論できる場にしていきたいと考えています.皆様の積極的なご参加をお待ちしています.
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+!!プログラム
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+セッション1 9:30 - 12:00 4件 座長 加藤 恒昭
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+:1-1 9:30 - 10:05
+::新聞記事テストコレクションを用いた動向情報の抽出と可視化
+::大沼宏行, 森田幸伯 (沖電気工業株式会社 研究開発本部)
+:1-2 10:05 - 10:40
+::動向情報提示システムの構築
+::曽我真也, 斎藤博昭 (慶應義塾大学大学院 理工学研究科)
+:1-3 10:40 - 11:20
+::タグ付きコーパスを用いた地震記事からの地理的動向情報の可視化
+::山田隆志 (都立科学技術大学), 中野 純, 高間 康史 (首都大学東京)
+:1-4 11:20 - 12:00
+::タグ付きコーパスを用いた動向情報とその要因の可視化
+::山本健一, 殿井加代子, 谷岡広樹 (株式会社ジャストシステム)
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+セッション2 13:20-15:15 3件 座長 森 辰則
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+:2-1 13:20 - 14:00
+::グラフの挙動を表すテキスト生成
+::奥村 菜穂子, 小林 一郎 (お茶の水女子大学 理学部 情報科学科)
+:2-2 14:00 - 14:40
+::グラフと協調するテキスト要約
+::渡邉千明, 小林 一郎 (お茶の水女子大学 理学部 情報科学科)
+:2-3 14:40 - 15:15
+::係助詞「は」と主格の格助詞「が」の働き及び その図示・グラフ化
+::岡安 一壽 (神奈川県立 鶴嶺高等学校)
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+セッション3 15:30 - 17:20 3件 座長 高間 康史
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+:3-1 15:30 - 16:05
+::テキストからの潜在的利害関係者情報の抽出と可視化
+::吉岡真治 (北海道大学大学院情報科学研究科)
+:3-2 16:05 - 16:45
+::2次元マップによるサイトのツリー+ネットワーク構造の可視化と対話的検索
+::高梨 勝敏, 塚原 朋哉, 佐藤 俊也 (日立東日本ソリューションズ)
+:3-3 16:45 - 17:20
+::学術論文データベースからの研究動向情報の抽出と可視化
+::難波 英嗣, 谷口 裕子 (広島市立大学)
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+!!プログラム委員
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+*加藤 恒昭 (東京大学)
+*神門 典子 (国立情報学研究所)
+*笹倉 万里子 (岡山大学)
+*高間 康史 (首都大学東京)
+*難波 英嗣 (広島市立大学)
+*松下 光範 (NTT)
+*森 辰則 (横浜国立大学)
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+!!関連ページ
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+*[[言語処理学会第12回年次大会|http://nlp2006.r.dl.itc.u-tokyo.ac.jp]]
+*[[言語処理学会ホームページ|http://www.pluto.ai.kyutech.ac.jp/NLP/]]
+*[[慶應義塾大学 日吉キャンパス|http://www.hc.keio.ac.jp/index-jp.html]]
+*[[動向情報の要約と可視化に関するワークショップ|http://must.c.u-tokyo.ac.jp]]