第8回研究会プログラム
第8回研究会 (於 人工知能学会 合同研究会)
- 日時 2014年11月21日(金) 11:10 - 17:10
- 場所 慶応義塾大学 日吉キャンパス 来往舎中会議室
- 参加費 無料
- 合同研究会参加も無料です.
- 合同研究会2014Webサイトにて事前に参加登録をお願いします.
11:10-11:40
化学反応経路ネットワーク探索のためのビジュアルインタラクティビティのデザイン
- ○ 中小路 久美代(京都大学),小田 朋宏(SRA),佐藤 寛子(NII)
RMapViewer(Reaction Map Viewer)[sato, et al. 2013, 2014]は,化学反応経路ネットワークを探索するためのインタラクティブな可視化環境である.化学反応経路ネットワークは,分子を構成する原子の理論上あり得る3次元構造をノードとし,それぞれのノード間での遷移可能性をリンクとする巨大ネットワークである.RMapViewerでは,分子デザインに携わる化学者が,着目するノードからの指定ステップ内遷移可能性や,二つのノード間の遷移経路の同定と比較といった探索タスクを行うことを目的として,可視化状態の遷移アニメーションと多視点並べ替えを擁したインタラクティブな可視化環境である.本論では,RMapViewerが提供するインタラクティティを列挙し,化学者の思考過程とビジュアルインタラクティビティの関係を考察する.
16:10-17:10[招待講演]
オープンデータ流通基盤LinkData.org による行政と市民の協業促進
- ○下山 紗代子(一般社団法人リンクデータ.理化学研究所)
日本におけるオープンデータを加速させるには,行政からのトップダウンだけではなく,民間からのボトムアップも支援する必要がある.LinkData.orgは生命科学分野のデータベース統合において培われた技術を広く社会へ応用するために開発されたプラットフォームであり,地方自治体や民間の団体・個人がデータを公開し,利活用する場を提供してきた.今後は本プラットフォームを用いて,データ作成を支援できる専門家(市民データスチュワード)が自治体の一次オープンデータを機械可読性の高いデータに変換して公開する市民活動を推進できるように支援することで,自治体のリソース不足をオープンデータ流通の面から補う仕組みの構築を目指す.
キーワード:
参照:[お知らせの歴史] [イベントの歴史]