第14回研究会プログラム
第14回研究会
第14回研究会開催要領
- 日時 2016年11月10日(木)10:40 - 17:30
- 場所 慶応義塾大学 日吉キャンパス 來往舎
- 人工知能学会合同研究会2016の一環として開催します
- 参加費 無料
- できるだけ事前登録をお願いします
- 登録先はこちら
10:40 - 11:00
実空間における気づきの収集・共有を支援するユーザインタフェースの提案
- ○王 盛,高間 康史(首都大学東京)
近年,SNS利用者の急増およびスマートフォンの普及により,街中で気になったものを撮影し,Web上で他者と共有することが一般的に行われている.この様にして集積されたソーシャルビッグデータは観光や防災などでの利用が期待できるが,住宅地などではプライバシーの懸念から写真撮影ができないこと,写真撮影に不慣れなユーザも存在するなどの問題点がある.本発表では,写真を撮ることなく,ユーザの気づきをボタン操作のみで収集可能なインタフェースを提案し,プロトタイプインタフェースを用いて実施した予備実験結果について報告する.
11:20 - 11:40
料理レシピの文書構造に注目した関連語推薦と対話的な検索質問拡張への応用
- ○安川 美智子(群馬大学)
料理レシピの検索を行う際に検索結果を効率的に絞り込むことを目的として,コーパス中の任意の単語に対する関連語を推薦する手法を検討する.具体的には,料理レシピの文書の構造に注目し,タイトルや材料等の用例の異なる文脈に対して,単語のn-gram索引をそれぞれ作成し,単語による単語の検索を索引間で横断的に行う.NTCIR-11 RECIPEタスクの評価用データを用いた検索の具体例と提案手法の有効性の考察についても報告する.
11:40 - 13:10 休憩
13:10 - 14:20 優秀賞講演(合同研究会企画)
14:20 - 14:40 休憩
15:30 -16:30
招待講演 質問応答:ファクトイドから実世界・大学入試歴史科目問題まで
- ○渋木 英潔(横浜国立大学)
近年,実世界における質問応答を目指した取り組みが盛んに行われている.受験者の知的能力を客観的に測定することを目的とした大学入試問題は質問応答のタスクとして興味深く,東ロボプロジェクトやNTCIR QALabタスクでは歴史科目問題を対象とした質問応答の研究が行われている.その結果,2015年度の東ロボ模試チャレンジでは,センター試験76/100点(偏差値66.5),東大二次試験21/60点(偏差値54.1)と比較的好成績を収めた.大学入試歴史科目問題の質問応答では従来の一般的な質問応答では想定されなかった課題等が浮かび上がっており,本講演では,ファクトイドから大学入試問題までの質問応答を概説して実世界における質問応答の現状と課題を述べる.
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