第27回研究会プログラム
15:00-15:20 (ショート)
逐次推薦状況におけるプロービングアイテム決定戦略に関する検討
- ○高間康史,徐銘蔓,柴田祐樹(東京都立大学)
本稿では,逐次推薦状況において,ユーザの嗜好を推定するためのプロービングアイテム決定戦略について検討する.情報推薦サービスでは,サインアッププロセスにおいていくつかのアイテム(プロービングアイテム)をユーザに提示し,それらに対するフィードバックを得ることでユーザプロファイルを構築し,これを用いて推薦アイテムを決定する場合がある.プロービングアイテムはユーザプロファイルの質に影響を与えることから,本稿では複数の決定戦略について比較検討を行う.データセットを用いてユーザの行動を模擬し,実験を行った結果について報告する.
15:50-16:20
跳躍動作の周波数特性に着目したスポーツ損傷潜在リスクの推定
- ○松下光範,鈴木雄登,尾崎優(関西大学),堀寛史(びわこリハビリテーション専門職大学)
本稿では,スポーツ障害の予防支援を目的として,ユーザが抱える怪我のリスク(スポーツ損傷潜在リスク)の推定を試みた.従来,スポーツ損傷潜在リスクは理学療法士などの専門家が三次元動作解析装置や床反力計といった機器を用いて推定するため,継続してリスク管理を行うコストが高い.こうした観点から,本研究ではスマートフォンのセンサを用いて簡易的にスポーツ損傷潜在リスクを評定することを試みる.提案手法では,跳躍動作の周波数特性に着目し,対象者の跳躍動作データにフーリエ変換を用いて周波数成分に分解する.分解することで得た周波数スペクトルを特異値分解を用いて次元削減を行うことで特徴量を抽出し,それをK近傍法を用いて分類する.本稿では,実践的にスポーツ損傷潜在リスク推定システムを使用してもらうために試作したスマホアプリケーションとそれを用いた推定結果の精度について報告する.
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参照:[お知らせの歴史] [イベントの歴史]