動向情報の要約と可視化に関するワークショップ
A Workshop on Multimodal Summarization for Trend Information
趣旨
研究課題「動向情報の要約と可視化」について,共通の素材を用いて協調的かつ競争的に研究を進めていくワークショップを提案いたします. 動向情報とは,幾つかの統計量の時系列データを基として,その変化を通時的にとらえつつ,それらを単に羅列するのではなく,総合的にまとめ上げることで得られるもので,ある商品の価格や売上の状況,ある会社の業績状況,内閣や政党の支持状況等がその典型です. 動向情報への関心に,簡潔で平易な文章や視覚的なグラフで,もしくはそれらを協調させたマルチメディアプレゼンテーションで答えるための技術の確立が研究の目的です.その研究は情報可視化を含めた広い意味での情報アクセス技術に関する研究開発を様々な点で牽引すると考えます. ワークショップの目的は,共通のデータを用いて,緩い意味で共通の課題に取り組むことによる議論と研究の活性化,ツールやコーパス類の蓄積です. 皆様,ふるってご参加ください.
2005年度,2006年度の成功を受け,2007年度,2008年度も継続・発展して実施しています.現在は国立情報額研究所(NII)が主催するNTCIRの正式なタスクとなり,上記に加えて,評価型ワークショップとしての活動も行っています.また可視化技術については,様々なシステムをその上に構築して実験が行えるプラットフォームを構築中です.テーマへの関心としては情報アクセスの支援のための要約と可視化という点が強調されてきています(これについては「情報編纂」としても研究を進めています),様々に発展するMuSTにご注目下さい.
MuST:動向情報の要約と可視化に関するワークショップは,2008年12月をもって一時活動を中断しています.そのため,本wikiの中で,参加募集や連絡先に関する情報には古くなっているものがあります,ご注意下さい.ワークショップの概要
本ワークショップは,共通のデータを用いて,緩い意味で共通の課題に取り組むことによる議論と研究の活性化,ツールやコーパス類の蓄積を目的とするものです.課題の意義等については,文献をご参照ください.
オーガナイザは以下を行います.
- 研究課題の共通的なデータ(「動向情報の要約と可視化」研究用データセット)の配布
- 評価課題の設計,テストセット準備,評価(いずれも参加者のご協力の下で)
- 参加者間のコミュニケーションを活性化するためのML,HPの運営
- 成果進捗報告会等の企画
参加者には以下をお願いします.
- 研究課題に関する革新的な研究の実施
- 評価課題の実施(それを宣言した参加者のみ)
- 成果(進捗)発表を含めて,研究課題に対する積極的な議論
- ツール類の公開・提供(ボランティアベース)
MuSTは2005年初めにスタートしました.2005年度,2006年度の情報については2005年版および2005年度成果進捗報告会,2006年版および2006年度成果進捗報告会を参照ください.現在は2007年度,2008年度を通したサイクルで活動中です.現在のサイクルについては,MuST at NTCIR-7 参加者募集をご参照下さい.
以前よりMuSTは NII NTCIR-6 パイロットワークショップとして位置づけられていましたが,現在のサイクルは NII NTCIR-7のタスクとなっています.成果報告等はNTCIRのワークショップミィーティングでも行っていきます. データ作成等は,NTT と東京大学の産学連携共同研究、および国立情報学研究所 (NII) による NTT と東京大学との公募型共同研究によって支援されています.
メーリングリスト
参加者だけでなく興味のある方全員のメーリングリストです. メーリングリストに参加される場合は, 上記連絡先アドレス宛に [must メーリングリスト参加希望] という Subject のメールをお送りください.なお、本メーリングリストは SPAM 対策のため手動で登録しております.また,登録者以外当メーリングリストへの投稿は出来ません.
参加にあたって
2007年12月27日までに,NTCIR-7参加登録(http://research.nii.ac.jp/ntcir/cgi-bin/ntc7Registration.cgi)を行い,文書利用に関する覚書を取り交わしていただく共に,オーガナイザ(上記連絡先)にメイルにて以下の情報をお送り下さい.
- 参加組織名
- 代表者名と連絡先(メイルアドレス)
- 参加される課題(複数可) T2N課題 N2T課題 ALN課題 自由課題
- 課題の内容等,詳しくはMuST at NTCIR-7 参加者募集をご参照下さい.
文献
- 加藤 恒昭, 松下 光範, 平尾 努: 動向情報の要約と可視化に関するワークショップの提案, 情報処理学会自然言語処理研究会,2004-NL-164 (15), pp.89-94, 2004.
- Kato, T., Matsushita, M., Kando, Y.: MuST: A Workshop on Multimodal Summarization for Trend Information, Procs. of the Fifth NTCIR Workshop Meeting, pp. 556-563, 2005.
- Kato, T., Matsushita, M., Kando, Y.: Expansion of Multimodal Summarization for Trend Information --Report on the First and Second Cycles of the MuST Workshop --. Procs. of the Sixth NTCIR Workshop Meeting, pp. 235--242, 2007.
- Kato, T., Matsushita, M., Kando, Y.: Fostering Multi-Modal Summarization for Trend Information, Procs. of 11th International Conference on Knowledge-Based and Intelligent Information & Engineering Systems (KES2007), Part 2, pp. 377-386, 2007.
- Kato, T., Matsushita, M.: Overview of MuST at the NTCIR-7 Workshop -- Challenges to Multi-modal Summarization for Trend Information, Procs. of the Seventh NTCIR Workshop Meeting, pp. 475--486, (2008).
- 加藤 恒昭, 松下 光範, 神門 典子: 動向情報の要約と可視化とその展開, 情報処理学会自然言語処理研究会, 2009-NL-190-12 (2009).
ここに示しているのはMuSTの趣旨や概要を説明した文献です.MuSTを通じて行われた研究については関連文献やイベントをご参照ください.
新着情報
- 2008 年 12 月 16-19 日 NTCIR7 Workshop Meeting 開催
- 2008 年 3月 29日 2007年度成果進捗報告会 開催
- 2008 年 1月 7日 第三回ラウンドテーブル開催
- 2007 年 11月9日 NTCIR-7説明会にてMuST at NTCIR7について説明
- 2007 年 5 月 15-18 日 NTCIR6 Workshop Meeting 開催
- 2007 年 3 月 17,18 日 2006年度成果進捗報告会 開催
- 2006 年 12 月 12 日 人工知能学会近未来チャレンジ「情報編纂」ホームページ立ち上げ
- 2006 年 11 月 28 日 第二回ラウンドテーブル開催
- 2006 年 7 月 28 日 2006年度ワークショップCFP開始
- 2006 年 3 月 18-19日 2005年度成果進捗報告会開催
- 2006 年 3 月 17 日 言語処理学会第12回年次大会ワークショップ開催
- 2005 年 11 月 25 日 第一回ラウンドテーブル開催
- 2005 年 4 月 13 日 データセット中参考グラフの配布開始
- 2005 年 1 月 14 日 データセット配布開始
- 2004 年 12 月 20 日 本ページの立ち上げ
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